目黒にある高級ホテル「ホテル雅叙園東京」で開催されている【和のあかり×百段階段2021 「ニッポンのあかり、未来のひかり」】を鑑賞してきました!
夏の風物詩とも言われている人気企画で、去年は新型コロナウィルスの影響で中止だったため、2年ぶりの開催!
今回は現在開催中の【和のあかり×百段階段2021 「ニッポンのあかり、未来のひかり」】についてご紹介していきます♪
和のあかり×百段階段2021「ニッポンのあかり、未来のひかり」について
目黒のホテル雅叙園東京内にある、東京都指定有形文化財『百段階段』。
こちらで毎年開かれている、夏の風物詩として人気の企画が2年ぶりに開催されています。
去年は新型コロナウィルスの影響で中止でしたが、今年は今のところ何とか開催されています!(※7月12日に発令される4回目の緊急事態宣言後はどうなるかまだ未定。)
2021年夏のテーマは「ニッポンのあかり、未来のひかり」。
各地ゆかりの様々なあかりと百段階段の美しい各部屋の共演は必見!
ひと夏だけの異空間にぜひ足を運んでみて下さい♪
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
最寄り駅:目黒駅(JR・東急・東京メトロ)西口より徒歩3分
開催期間:2021年7月3日(土)~9月26日(日)
開園時間:11時30分~18時(最終入館17時30分)
※土曜日及び、7月22日・23日、8月8日~13日・9月9日は20時迄(最終入館19時30分)
※8月21日は17時迄(最終入館16時30分)
入場料金:一般1,200円/学生600円
定休日:会期中無休
公式HP:ホテル雅叙園東京 | ホテル雅叙園東京【公式】│HOTEL GAJOEN TOKYO
※上記は2021年7月9日現在の情報です。7月12日に発令される緊急事態宣言後の詳細は未定です。
美しすぎる!和のあかり×百段階段2021へ
では、さっそく和のあかり×百段階段2021「ニッポンのあかり、未来のひかり」の様子についてご紹介していきます!
目黒駅西口を出たら行人坂を下り、ホテル雅叙園のエントランスへと向かいましょう!
自動ドアを取って左手側に受付カウンターがあるので、そちらでチケットの確認を済ませ、エレベーターで百段階段へと向かいます。
高級ホテルというだけあり、筆者はエレベーターの煌びやかに既に圧倒されました(笑)
百段階段に到着したら入口で靴を脱ぎ、袋に入れて、各間へと向かいます。
百段階段には全部で7つの間(部屋)があり、天井画や欄間などとにかく豪華で美しいです。
これから鑑賞される方もいらっしゃると思うので、それぞれの間と展示について簡単にだけご紹介していきます。
①十畝の間
合計23面の襖仕立ての鏡面に、荒木十畝による四季の花鳥画が描かれている「十畝の間」。
こちらは「森のあかり」というテーマで、森の中の木々を彷彿とさせる美しいひかりの演出を鑑賞できます。
ひかりそのものも美しいですが、前室や本間の天井などに描かれた花鳥画も必見!すべてが合わさって、1つのアートとして楽しめます。
②漁樵の間
室内すべてが純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた絢爛豪華な「漁樵の間」。
こちらでは「まつりのあかり」をテーマにしていて、薄暗い照明に照らされた和傘と短冊、そして壁や天井に描かれた日本画が織りなす、息をのむほどの美しい空間が広がっています。
記念撮影の人気スポットでもあり、浴衣を着られた方々が順番に写真撮影を楽しまれていました!
夏の風物詩とだけあり、浴衣で訪れるのが粋のようです♪
③草丘の間
格天井の秋田杉、及び、欄間に礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれている「草丘の間」。
こちらでは「風のあかり」というテーマで、風鈴の音が響く心地よい空間が演出されています。
中央の竹林や、非常に手の込んだ面腰組子が見事な障子建具に、各地の趣のある風鈴が展示されています。
自動で風が吹くように設定されていて、雅な空間を堪能しながら美しい風鈴の音色に包まれます。
④静水の間
奥の間の床柱は黄檗丸洗、格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれた「静水の間」。
こちらでは「ガラスのあかり」というテーマで、様々なガラス細工が展示されています。
見たことがないような形の器や、吸い込まれそうになるお皿など、展示されているガラス細工の1つ1つが魅力的なので、ぜひじっくりと鑑賞してみて下さいね!
⑤星光の間
奥の間と次の間の両室共に、格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれている「星光の間」。
こちらのテーマは「紙のあかり」で、和紙を用いた様々な作品が展示されています。
独特な形をした作品の素晴らしさはもちろんのこと、和紙ならではの優しいあかりが心を癒してくれる空間でした。
⑥清方の間
美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の部屋「清方の間」。
こちらでは「木のあかり 土のあかり」をテーマとした展示が行われています。一見洋風チックなランプのような照明から、これぞ日本!と感じさせる照明まで、様々なひかりの演出を楽しめます。
特にひょうたんのあかりなどの、漏れた光によって後ろの壁に描き出される影がとっても綺麗!
1つ1つ丁寧に見ていきたい展示です。
⑦頂上の間
松岡映丘門下の作品の天井画が見事な「頂上の間」。
こちらの部屋のテーマは「金魚のひかり 未来のひかり」。夏らしさを感じさせる金魚がいっぱい飾られていて圧巻です!
あたたかい光を放つ金魚たちを見ていると、自然とお祭りを思い出します。
たくさんの金魚はもちろんのこと、まるで宙を舞っているかのような小さな金魚たちも必見ですよ♪
おわりに
夏の風物詩として毎年人気の【和のあかり×百段階段2021 「ニッポンのあかり、未来のひかり」】のご紹介はいかがだったでしょうか?
筆者は今回初めて訪れたのですが、『こんなに雅な空間が存在するのか!』というほどの衝撃的な美しさでした!
百段階段の7つの間の美しさと和のあかりの共演が、なんとも美しい。
お近くにお住いの方や勤務されている方、もしくは都内在住の方などには、ぜひとも1度は観てみてほしいイチオシの企画です!
和のひかりと情緒があふれる美しい空間を、ぜひ堪能してみて下さいね♪
※ご紹介している記事内容は2021年7月9日現在のものです。最新の情報は公式ホームページや該当スポットに直接お問い合わせください。
※記事内で使われている写真の無断使用や掲載はご遠慮ください。