常陸三山のひとつ「加波山」に、家族で登ってきました♪
古くから茨城の山岳信仰の中心地で、社や祠が無数に存在し、神秘的な雰囲気を感じながらの山歩きを楽しめます!
様々な登山口やコースがある加波山ですが、今回は親宮道コースについて詳しくご紹介していきます(^^)/
加波山って、どんな山?
茨城県桜川市に位置する「加波山(かばさん)」は、標高709mで筑波連山第2の高峰です。
かつては「神場山」「神庭山」「神母山」と記され、茨城県の山岳信仰の中心地でした。
現在でも登山道中や山頂周辺には無数の祠や社があり、山頂には加波山神社本宮が鎮座しています。
傾斜がきついところはいくつかあるものの、これといった危険な場所や特別な技術なども必要ないので、登山初心者の方にもおすすめの山です(^^)
加波山の場所▼
加波山・親宮道コースを登ろう!
冒頭でもご紹介しましたが、今回は桜観音を起点として、加波山の親宮道コース(ピストン)についてご紹介していきます!
コースの順番とポイントとなる地点は下記の通りです▼
①桜観音(スタート)
今回のスタート地点は「桜観音」から!
桜観音の手前に数台分の駐車スペースがあり、そちらに車を停めて出発します。
すぐに親宮道と本宮道の分岐となりますが、親宮道は分岐を直進、車道を歩いて行きましょう!
②三合目・四合目
「三合目・四合目」はずっと車道がつづき、採石場横を通過しながら登っていきます。
車道なので足場は整っているものの、意外と傾斜がきついので最初から体力を使いますが、頑張って登っていきましょう!
登頂後、パパと子供はここが一番きつかったと振り返っていました(;^_^A
③五合目・六合目
車道の終着点には祠があり、その先の「五合目」から山道となります。
晩秋ということもあり、落ち葉で足元が見えず、葉に覆われた下に石があったりと、この時期はやや注意が必要です。
「六合目」も同じような雰囲気の道で、沢音を聞きながら雑木林の道を登っていきます。
さきほどまでの車道より傾斜はきつくないので、サクサクと歩いていけると思います(^^)
④七合目(山椒魚谷)
雑木林を進んでいくと、「七合目の山椒魚谷」に到着します。
石をたよりに沢を渡るのですが、この石が意外にどれも不安定なので注意が必要です!
山椒魚谷を過ぎると、登山道に石や岩が目立ち始めます。
手を使って登るほどの岩はありませんが、こちらも足元に気を付けて登っていきましょう♪
⑤八合目・九合目
「八合目」を過ぎると、階段の道が続きます。
一度林道に出て、「あと5分 加波山神社」という看板の横から再び階段の道へ。
雨引方面と真壁方面を記す石標があり、それをこえて更に登っていくと木の陰に「九合目」。
登り続きではありますが、傾斜がそこまできつくないので、歩きやすい道のりです(^^)
⑥加波山神社拝殿
九合目を過ぎると、すぐに「加波山神社拝殿」に到着です!
加波山は天狗の山としても知られていて、拝殿前にはお鼻が立派なかわいい天狗さんも。
この地点で山頂まで約400m!拝殿横の石段を更に登っていきましょう♪
⑦親宮本殿
石段を登っていくと、大きな岩がゴロゴロとした道になるので注意して登っていきましょう。
それなりの傾斜もありますが、ロープや手すりもあるので、そちらを頼りに登っていきます。
手すりの道を登り終えると、石段が見えてきて、その上が「親宮本殿」です!
⑧たばこ神社
親宮本殿の先へと続く道を登っていくと、すぐに「たばこ神社」に到着します!
愛煙家のパパは、念入りに拝んでいました(笑)
ちなみに禁煙祈願もできるとのことなので、禁煙願望がある方もぜひ!
⑨加波山神社御本殿(山頂)
たばこ神社から更に奥へと進むと、巨岩にはさまれた狭い道が見えてきます。
足元に注意しながら登っていくと、山頂である「加波山神社御本殿」に到着です!
町並みや遠くの山々も見え、これまでの道のりの中で一番眺めのいいビュースポットです♪
広い山頂ではないのでランチ休憩には不向きですが、更に奥へと進むと加波山大神社があります。
平らなスペースもあり、山頂よりも広々としているので、ランチ休憩をとられる方はこちらがおすすめ♪
お昼休憩をとらない方でも、奇岩や巨岩が並んでいてとても神秘的なので、ぜひ足をのばしてみて下さい!
山頂からの景色や厳かな雰囲気、参拝を終えたら、来た道を気を付けて下山しましょう(^^)
おわりに
数々の祠や社、奇岩や巨岩を楽しみながら歩ける「加波山」のご紹介はいかがだったでしょうか?
難所や危険な場所もほぼ無く、三合目の桜観音スタートでしたら、ピストンで標準タイム3時間くらいなので、気軽にチャレンジできるのも魅力的(*´▽`*)
人気の筑波山や宝篋山などと比べて静かで、マイペースに山歩きを楽しめるので、ぜひ登ってみて下さいね♪
※ご紹介している記事内容は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページや該当スポットに直接お問い合わせください。
※記事内で使われている写真の無断使用や掲載はご遠慮ください。