1泊2日の登山計画が推奨されている、東京都最高峰の雲取山。
とはいえ、泊りがけの登山の時間がなかなか取れない方も多いはず!今回はそんな方にオススメな、雲取山を日帰りで楽しめる鴨沢コースの見どころや通過ポイントについてご紹介していきます(^^)/
雲取山の最短コース「鴨沢コース」について
これまで連続で東京都の最高峰「雲取山」について紹介してきましたが、今回はいよいよ実際に登ったときの様子についてご紹介していきたいと思います。
\これまでの雲取山の紹介記事はコチラから▼/
これまでのブログや冒頭でもご紹介してきましたが、複数ある雲取山のコース内で最も短いのが「鴨沢コース」!
鴨沢コースの登山口である小袖登山口から雲取山山頂の往復は約10時間かかるとされていて、登りが6時間・下りが4時間です。
写真のポスターでも注意が促されていますが、日帰りしようとした登山者の方の遭難が相次いでいるということなので、登山中もタイムは常に意識しましょう!
鴨沢コースの概要&通過ポイント
実際の登山コースの様子をお伝えしていく前に、鴨沢コースの通過ポイントとなるスポットを簡単にご紹介していきます。
鴨沢コースの概要は下記の通りです▼
コース内で印象的な場所やポイントをまとめてみましたが、さすがはロングコース!これでもかなり要所をしぼったつもりですが15項目にも(☆∀☆)
上記のコース概要に沿って、さっそく写真と共にご紹介していきます(^^)/
雲取山を日帰りで楽しもう!最短の鴨沢コースの見どころ&ポイント紹介
①丹波山村 村営駐車場
今回のスタート地点は「丹波山村 村営駐車場」から!
筆者がこちらに到着したのは朝の7時半過ぎだったのですが、既に満車でしたΣ(゚Д゚)
幸いにも筆者はここで降ろしてもらい、下山後に拾ってもらう予定だったのでセーフでした(;^_^A
丹波山村 村営駐車場には綺麗な水洗トイレがあるほか、登山届が出せるポストなどもあります。
準備が整ったら、駐車場を後にして案内に従って道路を登っていきましょう!
②釜場タワ(平将門 迷走ルート3/10)
登山口の案内に従って道路を登っていく途中に、左手側に平将門迷走ルートの「釜場タワ」の紹介パネルが見えてきます。
全てで10カ所あるようですが、丹波山村村営駐車場からスタートした方にとってはこれが最初となる平将門迷走ルートの看板です。
この平将門迷走ルートの紹介パネルは、コースの後半まで随時出てくるので、登りながら読み進めていくと楽しいですよ(^^)
③小袖登山口
平将門迷走ルート・釜場タワを過ぎると、ピンクや緑ののぼり旗が見えてきます。
旗の柄にピンと来る方も多いはず!雲取山は大人気漫画『鬼滅の刃』の主人公・炭治郎とその妹・禰豆子の出身地とされているモデルの山でもあるのです(≧▽≦)
その旗の斜め向かい辺りに小袖登山口があるので、そこからいよいよ登山道へと入っていきましょう!
④風呂岩(平将門 迷走ルート6/10)
登りはじめは、木々に囲まれた緩やかな登りが続きます。
眺望も良くなく、登ったり、平坦になったり、木の根の道になったりの繰り返しで、単調です。
あまり楽しみの少ない道ですが、登りも下山時もスピードアップには持ってこいの道(☆∀☆)
風呂岩に至るまでの間にも平将門迷走ルートの紹介パネルはありますが、これといって印象に残る景色ではないのですが、こちらのスポットは別。
大きな岩がゴロゴロと転がっていて目印にしやすいスポットなので、通過ポイントとしてぜひ意識してみて下さいね♪
⑤堂所(平将門 迷走ルート7/10)
風呂岩をこえて、更に木々の中を歩み進めていくと、ほどなくして平将門迷走ルートの堂所に到着します。
このスポットは鴨沢コースのルート紹介でもよく目安のポイントとされる地なので、ぜひチェックしてみて下さい(^^)/
堂所を過ぎてから少しずつ道の雰囲気が変わり始め、キツい坂道も出てくるので、気を引き締めていきましょう♪
⑥七ツ石小屋
道の雰囲気が異なりつつあることを感じながら歩み進めていくと、そう時間が経たないうちに七ツ石小屋に到着します。
七ツ石小屋にはお手洗いがあるほか、飲み物なども売っていて、雲取山や七ツ石山のピンバッジなども購入できます♪
小屋の奥、お手洗い前の広場からは、お天気が良ければ富士山も見えるので要チェックです(≧▽≦)
⑦七ツ石山
七ツ石小屋を後にして、七ツ石山山頂の少し手前に、小袖登山口(鴨沢コース)から雲取山頂の登り工程の1/2地点があります。
案内にもありますが、ここまで3時間ペースであれば雲取山頂まであと3時間とのこと。
自分のペースや時間配分のいい目安になるので、ぜひここで今一度タイムをチェックしてみて下さいね!
ちなみに筆者はここまで1時間44分でした(^^)/
1/2地点を過ぎたら石尾根縦走路を七ツ石山・雲取山方面へと進み、平将門迷走ルートにもなっている七ツ石神社をこえ、やや急な坂道を登っていきます。
やや傾斜のきつい坂道を登り切ると、七ツ石山に到着です!
七ツ石山の頂上は開けていて、富士山を見ることもでき、一休憩にもピッタリ♪
頂上からはこれから進んでいく尾根道も見えるので、モチベーションが上がるに違いありません(^^)/
⑧エピローグ(平将門 迷走ルート10/10)
七ツ石山を過ぎると、いったん下ります。
やや登り続きだったので、ここでの下りは歩み進めやすくてありがたかったです(*´▽`*)
下り終えて、再び平坦&緩やかな登りの道を進んでいくと、平将門迷走ルートの10/10地点である大血川の悲劇とエピローグが出てきます。
これまでの道中で追ってきた平将門迷走ルートの終点なので、意識してみて下さいね♪
⑨ダンシングツリー
平将門迷走ルートの10/10地点を過ぎて、緩やかな登りの尾根道を歩いていくと、ほどなくして左手側に「ダンシングツリー」と呼ばれて登山者に親しまれている木が見えてきます。
くねくねと踊っているかのような姿で、なんだか愛着がわいてくる可愛らしい木♡
周りに似ている木もあるのですが、この木を観れば「あ、これがダンシングツリーか!」と判るほど(*´▽`*)
見ているとなんだかこちらまで楽しい気持ちになってくるので、ぜひ元気をもらっていって下さいね♪
⑩ヘリポート
ダンシングツリーを過ぎてからも、緩やかな登りの尾根道が続きます。
左手側にはずっと富士山が見えていて、気持ちのいい道です。
しばらくすると急に開けた場所が出てきて違和感を抱くかと思います。そこがヘリポートです。
視覚的にも判りやすい場所なので、通過ポイントして意識してみて下さいね♪
⑪ブナ坂
ヘリポートを過ぎ、これまでと同じような尾根道を緩やかに登っていくと、ブナ坂といわれる急登の始まり地点である「尾根みち」と「まきみち」の分岐があります。
体力に合わせてどちらを選んでも問題ないのですが、筆者は「尾根みち」を選択しました(^^)
ここからはこれまでとは違った急な登りがずっと続き、体力的にも一番つらい道のりになるかと思います。
ですが、この長い登りの連続を終えれば雲取山山頂はもう目の前!
最後のひとん張りだと思って頑張って登っていきましょう♪
⑫最後の稜線
ブナ坂の長くて急な登りを進んでいくと、いったん開けた広場に出ます。
そこからは富士山が望めるほか、最後の稜線を見渡すことができ、その先には待望の雲取山の頂が!
山頂の避難小屋をしっかりと目視で確認することができるので、足取りも軽くなるはず!
ここまでくれば頂上は目前。本当にこれが最後の急登!避難小屋を目指して登っていきましょう(^^)/
⑬雲取山避難小屋
最後の急登を登り終えたら雲取山避難小屋のある広場に到着です!
避難小屋周辺も開けていて見晴らしも良く、山梨百名山を示す道標もあります。
この更に奥に一等三角点もある雲取山山頂があるので、もう少しだけ登っていきましょう♪
登るといってもこれまでのような急登ではなく、少し登ればすぐなのでご安心を(´ω`*)
⑭雲取山山頂
念願の雲取山の山頂に到着です!
眺めも良く、道標もしっかりとしていて、達成感があります!
この日は快晴で富士山もバッチリ見えました(*´▽`*)
小袖登山口ここまでで3時間23分!ゆっくり休憩していきたいところですが下山するまでは安心できないので、記念撮影だけ楽しんでそそくさと山を下りました♪
⑮下山
下山は予定通り鴨沢コースのピストン!これまで来た道をひたすら下りていきます。
ちょっとだけ変えたところといえば、下山時は一部まきみちも利用しました。
大きな起伏がないので、まきみちは体力温存やスピードアップにピッタリで結果オーライでした(*´▽`*)
逆算して日暮れ前に余裕で下山できることが判ったことと、登り切った安心感からか、平坦な道もタラタラと歩いてしまい、堂所から丹波山村 村営駐車場まではランで下りました!
登りの時から感じていましたが、堂所から登山口は特にランに適した道のり。
平坦な道が多いので、気分転換を兼ねて、体力に余裕があれば走って下りてみるのもオススメ♪
11時22分に山頂を後にして、スタート地点の丹波山村村営駐車場に到着したのは13時55分(*´▽`*)
下山は2時間33分で終えることができ、これにて無事に雲取山の日帰り登山を終えることができました♪
おわりに
日帰りで楽しむ雲取山、最短の鴨沢コースの見どころや通過ポイントのご紹介はいかがだったでしょうか?
ガイド本やネットの情報のほとんどが1泊2日の登山計画を推奨していたので、かなり慎重に取り組んできましたが、結果は登り3時間23分/下山2時間33分でした!
小袖登山口から雲取山山頂まで往復約10時間とのことでしたが、筆者の場合は撮影や小休憩を含めて5時間56分で終えることができました(*´▽`*)
念願の雲取山の日帰り登山を無事に終えることができて嬉しい限り!
ペースや体力は人それぞれかと思いますが、これから雲取山に初挑戦される方や日帰りで楽しみたいと思っている方に、ぜひ参考にして頂ければ幸いです(^^)
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