One Access

お出かけや旅行、グルメや文化など、幅広くご紹介♪

火口が目前!大迫力とオンネトーの大絶景が楽しめる雌阿寒岳に登ろう【北海道】


Instagram

f:id:ogawasss0827:20210823214642j:plain

道東にある阿寒湖の南西に位置する活火山、「雌阿寒岳(めあかんだけ)」に登ってきました!

釧路で生まれ育った筆者にとっては、よく聞く馴染みのある山なのですが、道産子時代は登山に興味がなかったため、登るのは今回が初めて。

想像をはるかにこえる名山で、大迫力と大絶景に感動の嵐!

f:id:ogawasss0827:20210823214702j:plain

今回は、わずか2時間半ほどの登山で壮大な景色と出会える「雌阿寒岳」についてご紹介していきます(^^)/

雌阿寒岳って、どんな山?

雌阿寒岳は阿寒湖の南西に位置する噴火警戒レベル1の活火山で、阿寒山群の主峰です。

f:id:ogawasss0827:20210823214753j:plain

約2万年前から何度も噴火を繰り返し、10の山が複雑な山体を形成した複式火山で、山頂のポンマチネシリは標高1,499m

登山道中では、北海道三大秘湖の1つであるオンネトーを一望できたり、直径約1.1kmの火口を見られたりと、とにかく絶景続き!

f:id:ogawasss0827:20210823215113j:plain

登山初心者でも比較的チャレンジしやすい山とされているので、準備を万全にしてアタックしてみましょう(^^)/

雌阿寒岳の登山コース紹介

雌阿寒岳の登山コースは全部で3つあり、雌阿寒温泉コースオンネトーコース阿寒湖畔コースです。

f:id:ogawasss0827:20210823215142j:plain

登山口前の案内板より

それぞれ歩行距離や所要時間、標高差などが異なっているので、自身のお好みのコースを選択してみて下さいね!

◆雌阿寒温泉コース◆
歩行距離:片道約3.3km/標高差:792m/所要時間:[登り]2時間30分[下り]1時間40分
◆オンネトーコース◆
歩行距離:片道約4.4km/標高差:857m/所要時間:[登り]2時間50分[下り]2時間
◆阿寒湖畔コース◆
歩行距離:片道約6.3km/標高差:729m/所要時間:[登り]3時間30分[下り]2時間35分

今回は、コースタイムも短くて見晴らしもいい、最も一般的なコースとされている雌阿寒温泉コースについて詳しくご紹介していきます!

想像をこえる大絶景と出会える!雌阿寒岳に登ろう

では、さっそく雌阿寒岳を登っていきましょう!雌阿寒温泉コースの登山口は、オンネトーへと続く道の途中にある雌阿寒温泉のすぐそばにあります。

f:id:ogawasss0827:20210823215237j:plain

登山口からオンネトー側に200mほど進むと、登山者用の無料駐車場があり、お手洗い、水飲み場なども整えられています。

f:id:ogawasss0827:20210823215312j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823215259j:plain

本格的な登山道が始まる前に、登山者名簿が置かれていて、その他の注意点についても書かれています。

f:id:ogawasss0827:20210823215339j:plain

雌阿寒岳は火口付近を中心に現在でも活発な火山活動が行われている活火山なので、天候や交通情報に加えて、火山情報の確認も必須です!

f:id:ogawasss0827:20210823215355j:plain

そのほか、北海道はヒグマの生息地でもあるので、クマ対策も忘れずに。

f:id:ogawasss0827:20210823215407j:plain

事前の情報確認や準備を万全にし、登山者名簿への記入を終えたら、いよいよ大絶景が待つ雌阿寒岳を登っていきましょう♪

1合目~4合目

1合目~4合目は、さほど眺望のない登山道を進んでいきます。

f:id:ogawasss0827:20210823215504j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823215441j:plain

1・2合目は、木の根が張り巡らされたアカエゾマツの森が続きます。

f:id:ogawasss0827:20210823215536j:plain

3合目を過ぎた辺りから、足元に小さめの石や岩が転がり始め、少し歩きにくくなってきます。

f:id:ogawasss0827:20210823215441j:plain

アカエゾマツの森から次第にハイマツ帯と変わっていき、ジグザグに登り進めていくと、ほどなくして4合目に到着します。

f:id:ogawasss0827:20210823215700j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823215641j:plain

4合目からは大きな岩場も出はじめ、視界も開けるところが増えてきて、より楽しい気持ちで登っていけますよ♪

5合目・6合目

5合目・6合目は更に大きな岩がゴロゴロとした道となっていきます。

f:id:ogawasss0827:20210823215620j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823215743j:plain

ひと足ごとに高度が増していくのが感じられ、眺望もはるかに良くなり、振り返ると北海道三大秘湖のオンネトーを見渡すことができます。

f:id:ogawasss0827:20210823215947j:plain

足場も悪く、やや厳しめの登りが続きますが、樹海のなかで青色に輝くオンネトーや北海道らしい雄大な眺めを楽しみながら、一気に登り進めていきましょう♪

7合目・8合目

7合目・8合目は、火山の素肌が現れた火山れきの急な登りとなります。

f:id:ogawasss0827:20210823220100j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823220046j:plain

ゴツゴツとした大きな岩があちらこちらに転がっていて、壮大な眺めの中を歩いて行けます。

f:id:ogawasss0827:20210823220249j:plain

足元に転がっている岩や石には、丁寧に矢印やマーキングが施されているので、迷わないようにしかっり追っていきましょう♪

f:id:ogawasss0827:20210823220203j:plain

きつい登りが続くところですが、振り返っても前を見ても、活火山らしい感動的な景色が広がっているので、最後のひと踏ん張りです!

9合目

9合目の道標を過ぎると、火口を眼下に見下ろせる外輪山に到着します。

f:id:ogawasss0827:20210823220428j:plain

ロープのすぐ横には直径約1.1kmにも及ぶ火口が広がっていて、もくもくと噴煙をあげていて迫力満点です。

f:id:ogawasss0827:20210823220442j:plain

右を見ても左を見ても活火山の様子が感じられる衝撃的な景色で、これまでの疲れも一気に吹っ飛びます!

f:id:ogawasss0827:20210823220746j:plain
f:id:ogawasss0827:20210823220757j:plain

ここまで来れば山頂は目前♪大迫力の火口を楽しみながら登っていきましょう!

山頂

火口に沿って登り進めていくと、すぐに標高1,499mの雌阿寒岳山頂に到着します!

f:id:ogawasss0827:20210823220829j:plain

見渡す限り活火山らしい荒涼とした景色が広がっていて、轟音と共に噴気の立ち上る様子が常に見られ、大地のエネルギーを間近で感じることができます(☆∀☆)

f:id:ogawasss0827:20210823220855j:plain

眼下に広がる火口を堪能したら、少しだけ道標の奥へと進んでみましょう♪

f:id:ogawasss0827:20210823220928j:plain

阿寒富士へと続く縦走路も続いていて、火口付近とはまた違った美しい景色を楽しめます♡

f:id:ogawasss0827:20210823220950j:plain

このグリーン色の水たまり(?)、なんて綺麗な色合いでしょう(☆∀☆)

f:id:ogawasss0827:20210823221036j:plain

もっともっとこの壮大な景色を楽しみながらゆっくりと休憩したいところですが、山頂付近は地形等の影響により防災無線放送(サイレン)が聞こえません。

f:id:ogawasss0827:20210823221051j:plain

火口から近いこともあるので長時間の滞在は避け、迫力満点の景色を堪能して少し休憩をしたら、速やかに元来た道を下山しましょう(^^)/

おわりに

活火山の凄まじさが感じられる迫力満点の火口や、北海道三大秘湖のオンネトーを一望できる、雌阿寒岳のご紹介はいかがだったでしょうか?

f:id:ogawasss0827:20210823221252j:plain

登山初心者でも比較的気軽にチャレンジすることができ、わずか2時間半ほどの歩行で大地のエネルギーを間近に感じることができる壮大な景色と出会えます!

f:id:ogawasss0827:20210823221346j:plain

すっかり雌阿寒岳に魅せられた筆者は、これからは黒岳と並んで年に1回登りに行けたらと思います♡

f:id:ogawasss0827:20210823221440j:plain

次は阿寒富士まで縦走しようと思うので、またご報告させて頂きたいと思います(^^)

\雌阿寒岳登山の更に詳しい紹介記事はコチラから▼/

tripnote.jp

※上記記事は筆者がトラベルライターとして活動しているトリップノートで執筆した記事です。

※ご紹介している記事内容は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページや該当スポットに直接お問い合わせください。
※記事内で使われている写真の無断使用や掲載はご遠慮ください。