筑波山の御幸ヶ原(みゆきがはら)コースについて徹底紹介!
登山初心者の方や初めて筑波山を登られる方などにも判りやすいように、登山口や難易度、所要時間などについて実際のコースの様子と共に詳しくお伝えしていきます(^^)/
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筑波山・御幸ヶ原コースの概要
茨城県つくば市の北端にある、日本百名山の「筑波山」。
日本百名山のなかで一番低いことでも有名ですが、その標高は877m。
男体山(871m)と女体山(877m)の2つの山頂を有する山で、今回は筑波山境内地で西側に位置する男体山山頂を目指します。
登山道は男体山山頂へ行く最もポピュラーな「御幸ヶ原コース」。標高差は約610mで、ほぼケーブルカー沿いに2kmほど登っていきます。
木の根や大きな岩がゴロゴロとした道が続くなど、筑波山の登山コースのなかではやや険しいとされていますが、登山初心者の方でも十分にチャレンジできる道のりなのでご安心を!
コースの詳しい様子については、この2つの先の段落で写真付きで詳しくご紹介していくので、ぜひそちらでチェックしてみて下さいね♪
御幸ヶ原コースの登山口はどこ?
御幸ヶ原コースの登山口は筑波山神社の境内の奥にあります。
本殿を正面にして左側に進み、石段を登っていくと登山道入口の案内板が見えてきます。
初めて訪れる方にとっては少し判りづらいかもしれないので、御幸ヶ原コースの登山口を目指す際はケーブルカーの乗り場(宮脇駅)を目指すと簡単です!
ケーブルカー乗り場の手前で判りやすい看板が出てくるので、そこから御幸ヶ原コースへと進路をとります。
石の鳥居をくぐると、いよいよ本格的な登山道の始まりです♪
御幸ヶ原コースの道のりや見どころポイントは?
御幸ヶ原コースには登山口から御幸ヶ原まで、A-1~A-8の道標が設けられています。
A-8を過ぎると御幸ヶ原へと到着し、そこから更に15分ほど登っていくと男体山山頂に辿り着きます。
それぞれの道標周辺のコースの様子と共に、見どころポイントも写真付きで合わせてご紹介していくので、ぜひチェックしてみて下さいね♪
①登山道入口~御幸ヶ原コースA-1
ケーブルカー乗り場(宮脇駅)のすぐ手前にある御幸ヶ原コースの登山道入口。
鳥居を過ぎると木の根が張り巡らされた道が続きます。
石がゴロゴロとした道や階段状の道が続きますが傾斜はまだまだ緩やかです。
②御幸ヶ原コースA-2
A-2の道標を過ぎると、すぐに休憩広場が見えてきます。
木のベンチも置かれていて、水分補給にぴったり。
横木の階段を登っていくと、木の根と大きな石が入り混じった道に。
登り終えるとA-3の手前にまた休憩広場があるので、疲れた方は一休みしていってくださいね。
③御幸ヶ原コースA-3
A-3の道標を過ぎた辺りで、御幸ヶ原まで1.1km、男体山頂まで1.4kmという距離。
A-2に比べると、傾斜も道のりもやや穏やか。
すぐ横をケーブルカーが走っていて、途中の休憩所からはその姿をじっくりと見られるスポットも。
ケーブルカーのビューポイントを過ぎると、すぐにA-4です。
④御幸ヶ原コースA-4
A-4は再び傾斜のある登山道に。
大きな岩を登っていくシーンが増え、標高をあげていきます。
A-5手前で御幸ヶ原まで0,7km、男体山頂まで1,0kmに。
ちょうど中間地点あたりなので、頑張って登っていきましょう♪
⑤御幸ヶ原コースA-5
A-5はA-4の延長といった感じ。
A-4とコースの雰囲気は似ていますが、傾斜はコチラの方がやや緩やか。
一度くだってから再び岩と木の根の道を登っていきます。
⑥御幸ヶ原コースA-6
A-6の道標のすぐ隣には男女川(みなのがわ)の案内板があります。
清く澄んだこの川は古くから多くの詩歌で歌われ、小倉百人一首にも選ばれているほどで、御幸ヶ原コースの見どころポイントの1つでもあります。
流れ落ちていく水を横目に、足が濡れないよう注意して通行。
通過後すぐに待ち構えているのが、大きな石がゴロゴロとした道。
その後も横木の階段、木の根の道と登りが続き、A-7へ突入です!
⑦御幸ヶ原コースA-7・A-8
A-7の道標を過ぎると、最後の難関といわれている丸太の階段が始まります。
A-7・A-8共に延々とこの階段を登っていきます。
下から見上げると終点のように思えたその先にも階段が続くので、体力の残りが減りかけの方にはキツイところ。
ずっと登っていくと、やがて先に小屋が見えはじめ、葉っぱのトンネルを抜けると御幸ヶ原に到着です!
⑧御幸ヶ原
コマ展望台を中心に様々な茶店が軒を連ねる御幸ヶ原。
そば、うどん、おでん、丼物、生ビール、ソフトクリーム、かき氷、なんでもあります。
ここがゴールと一瞬勘違いしてしまいそうですが、目指すはここから約300mほど先にある男体山山頂!
山頂を拝んでから、その後にゆっくりと御幸ヶ原で休憩しましょう♪
⑨御幸ヶ原→男体山山頂
登山者のワイワイとした楽しい声を横に、コースの延長線にある階段を登っていきます。
終わったと思ったはずの丸太の階段を登っていき、木の板の道を渡り、見えてくるのは本日一番の岩場!
見た目のインパクトや傾斜は本日一番ですが、短いのでご安心を。
手も使いながら岩を登っていくと、ちょっとした休憩広場に。
その先にある不揃いの石段をあがっていくと、ようやく標高871mの男体山山頂に到着です!
山頂にはイザナギノミコトを祀る本殿があるので、まずはお参りを。
そして、その先には広大な関東平野の絶景!
やや長い道のりに感じられたかもしれませんが、その分、登頂の感慨もひとしお。
このあとは、御幸ヶ原でゆっくり休憩していってもいいですし、女体山山頂を極めるのもオススメですよ♪
おわりに
筑波山の男体山頂を目指す、御幸ヶ原コースの徹底紹介はいかがだったでしょうか?
今回は御幸ヶ原コースについて詳しくお伝えしていきましたが、筑波山にはまだまだ見どころ豊富な楽しいコースがいっぱいあります!
その他のコースについてもこれから詳しくご紹介していくので、ぜひそちらもチェックしてみて下さいね♪
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※上記記事は筆者がトラベルライターとして活動しているトリップノートで執筆したものです。
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