北海道で一番標高の高い位置にある湖として知られる「然別湖」の自然を大満喫できる、筆者のお気に入りのコースをご紹介します!
こちらのコースはなんとも贅沢で、ガレ場と然別湖のコラボが素晴らしい「白雲山」、湖畔から眺めた山容がとっても美しい「天望山(くちびる山)」、北海道三大秘湖の「東雲湖」を一気に巡れちゃうコースなのです(☆∀☆)
北海道の大自然へとさっそく出かけましょう(^^)/
そもそも「然別湖」とは?
まずは改めて「然別湖」の紹介から簡単にしたいと思います!冒頭でもご紹介しましたが、然別湖は北海道で一番高い場所にある湖で、その標高は810m(☆∀☆)
北海道十勝管内の鹿追町北部と上士幌町南西部にまたがる湖で、大雪山国立公園唯一の自然湖です。
湖の周囲は約13kmあり、トドマツやエゾマツ、ダケカンバなどの原生林に囲まれ、その雄大な自然のなかではナキウサギやミサゴ、オジロワシなどの貴重な野生動物たちが暮らしています。
大自然に囲まれた秘境のような地で、美しい湖を堪能することができるオススメのスポットです(^^)
然別湖の自然を大満喫!白雲山・天望山・東雲湖を巡るコースの紹介
では、さっそく然別湖の自然を大満喫できる筆者のお気に入りのコースを紹介していきたいと思います\(^^)/
白雲山登山口を起点として、様々なバリエーションが組めるコースなのですが、今回は下記の順で巡っていきます!
設置されている道標によると、登山口から最奥の東雲湖まで約1時間45分、白雲山まで1時間45分、天望山までは2時間という案内でした!(※ピストンで)
ご紹介するコースでは、筆者は大体3~4時間(小休憩含む)で巡ったと記憶しています(^^)/
ランチ休憩をとるか否か、それぞれの体力やスピードなど、所要時間には個人差が大きく出るかと思いますが、途中で引き返したり、エスケープルートもあるので、無理せずに楽しみましょう♪
白雲山→天望山→東雲湖をぐるりと巡ろう!
では、さっそく然別湖や北海道の大自然が満喫できるコースへと出発しましょう!
①白雲山登山口
今回のスタート地点である「白雲山登山口」は、然別湖温泉街の少し手前にあり、鹿追(しかおい)方面から然別湖方面に向かう国道の途中にある新白雲橋の先にあります!
登山口前には駐車スペースもあり、簡易トイレも設置されています(*´ω`*)
入口前にある入林者名簿への記入を終えたら、白雲山・東雲湖方面の道標に従い、登山道へと進みましょう!
②白雲山
まず目指すのは、標高1,187mの「白雲山」!
登山口からの標高差は387mで、然別湖ネイチャーセンターの案内では約1時間半で山頂まで行けるとのこと!
距離と時間はそう大したことないように思えますが、最初の目的地にして、一番キツイ道のりです(☆∀☆)
東雲湖へと続く道との分岐を越えると、傾斜はどんどんきつくなっていき、足場も悪くなっていきます。
横に見える然別湖の美しさに励みをもらいながら、ひたすら登っていきます。
木の根や石がゴロゴロとした道に加え、歩き出してからしばらくはずっと登り!
ベンチなどもなく、傾斜での足休めとなるので、休んでいる時ですら、足に負担がかかります(;^_^A
そんな道が20分~30分ほど続くと、一度、尾根道のような平坦な道に出ます!
木々の合間から見える景色に癒しをもらいながら、この平らな道を歩いている間に足と息を整えましょう(^^)/
そうすると、再び岩がゴロゴロとした登りの道が出てきます(☆∀☆)
ここまで来れば頂上まであと少し!全身をつかって登っていきましょう♪
然別湖側登山口と士幌側登山口の看板を過ぎた辺りでは、展望もひらけだし、美しい十勝の街並みが♡
更に登り進めていくと、頂上へと続くガレ場に到着です(≧▽≦)
ガレ歩きが嫌いな方にとってはガックリくるかもしれませんが、ガレ場が大好きな筆者はいつも無意味に色々な岩を経由しながら山頂へと向かいます♡
ガレ場と然別湖のコラボレーションが素晴らしく、絶景です!!
ガレ場はそんなに長くなく、ちょっと登るとあっという間に山頂に到着します♪
北海道ならではの壮大な景色♡
ウォーキングやランの時は一切タイムを気にしないのですが、登山の時だけは意識しているので休憩嫌い(;^ω^)ですが、この展望の素晴らしさには、いつも思わず、長く立ち止まってしまいます(*´ω`*)
ガレと景色を堪能して呼吸を整えたら、この景色を後にするのは惜しいですが、次の目的地の天望山へと向いましょう!
③天望山
白雲山から天望山へは、もと来た道を戻るのではなく、山頂から天望山へと向かう道があるので、そちらへ進みましょう!
白雲山山頂から天望山へは1時間5分とのことですが、距離にするとそう大したことはありません。
ただ、足場が結構悪いところがあるので、そちらで時間を取られるかと思います。
然別湖を見下ろしながらまずはガレ場を慎重に下っていきます。
ガレ場は道になっていないので方向を見失いやすいですが、木に付けられたピンクのリボンや岩に書かれた矢印を頼りにしながら、進んでいきましょう!
ガレ場を下り終えると、次はとても細い道へと出ます。
草木が生い茂っていて、途中で道を見失いそうになることもあるかもしれませんが、ピンクのリボンを追って慎重に慎重に!
正面に天望山は見えていますが、尾根道のような道ではなく、まずは一度標高を落としていきます。
次第に道もなだらかになっていき、両側を笹薮に囲まれた道に出ます。
天望山を正面に見据えるようにして更に進んでいくと、天望山・白雲山登山口・白雲山の分岐が見えてきます。
ここを天望山方面へと進むのですが、もちろん時間や体力がキツイ方はエスケープとして、白雲山登山口へと向かうのもアリです(^^)/
この分岐地点から天望山までは約35分!これまでの道のりに比べると、歩きやすく、笹に囲まれた道を緩やかに登っていきます。
踏み慣らされた足場を登り進めていくと、眺望もよくなっていき、再び十勝平野が見えてきます!
この景色いいですよね~、十勝らしくて大好きです♡
そうこうしているうちに周囲は一度、白樺の木々に囲まれ、その道を進んでいくと、ほどなくして天望山の頂上に到着です!
標高は1,173mで、登山口からの標高差は374m。正面には然別湖と温泉街が見渡せます(*´ω`*)
さきほどの白雲山山頂に比べると狭いということもあり、お食事休憩を考えている方は次の東雲湖の方がいいかもしれません!
こちらでは小休憩と景色を楽しんで、サクッと次の目的地へと発ちましょう♪
④東雲湖
お次は、最後の目的地となる北海道三大秘湖の「東雲湖」へと向かって歩き出しましょう!
標高1,173mの天望山山頂から標高810mの東雲湖へと下っていくわけなのですが、この道がなかなかハード(☆∀☆)
天望山から東雲湖へと向かう歩きだしは、再び笹薮に囲まれた道を進むのですが、しばらくすると、どんどん草木が生い茂っていきます!
視界が悪くなり、道を見失いそうになってしまうこともあるかと思いますが、そんな時はしっかりとピンク色のテープを確認しながらコースを取りましょう!
道はどんどん険しさを増し、足場も悪くなり、周囲の眺望もないので、少し不安に感じるかもしれませんが、ここもひたすらピンクのテープを追って歩いていきます。
草気に囲まれているのに加え、大きな岩や石も足元にゴロゴロ転がっているので、細心の注意を払って進んでいきます!
そうすると、そのうちに右手側にちらちらと湖が見えてきます。
北海道三大秘湖の「東雲湖」です(☆∀☆)遠くからでもその美しさが判る湖の姿が見えてくると、一気に安心感が増し、足取りが軽くなっていくに違いありません(*´ω`*)
東雲湖に近づいていくにつれて、足場が悪くなっていくので、最後のひと頑張り!
慎重に歩み進めていくと、ガレ場を上から下りていくような形で、北海道三大秘湖の「東雲湖」に到着です(≧▽≦)
三大秘湖というだけあり、とっても静かでなんとも美しい♡
湖周辺はガレ場になっていて、氷河期から北海道に住んでいるナキウサギの生息地でもあります。
ガレ場に腰かけてランチを食べたり、穏やかな湖面に見とれたりしながら、北海道の大自然を感じながらしばしの休憩をとっていって下さいね♪
⑤白雲山登山口(ゴール)
まるで秘境のような東雲湖を満喫したら、いよいよ帰路へとつきましょう!東雲湖から白雲山登山口までは、然別湖畔沿いを歩いて向かいます。
これまでの道に比べると大きなアップダウンもなく、足場もそんなに悪いところはないので、ゆったりと帰れます!
まずは、湖周辺のガレ場を抜けて、然別湖方面へと向かって、森を進んでいきます。
しばらく森を歩いていくと、然別湖畔沿いに出ます。
ここまできたら、あとは然別湖を右手にして、ずっと湖畔沿いを歩いていきます!
途中には、水際まで下りていけるところが何カ所かあるほか、ネイチャーセンターで行われているカヌーのガイドの方々が手を振ってくれたりと、ほのぼのとした道です(^^)
東雲湖から1時間ほど歩いた辺りで、天望山方面や白雲山登山口を示す道標が見てきます。
道なりに進む形で白雲山登山口方面へと進み、ここから35分ほどで、スタートした「白雲山登山口」に到着です(≧▽≦)
アップダウンのある長い道のり、お疲れさまでした!帰りは、ぜひ然別湖温泉街まで足を延ばして、足湯や温泉を楽しんでいって下さいね♪
おわりに
然別湖の自然を大満喫できる、白雲山・天望山・東雲湖をぐるりと1周するコースのご紹介はいかがだったでしょうか(^^)?
筆者が北海道に帰省した際には絶対に訪れている、とってもお気に入りのスポットです(≧▽≦)
今回ご紹介した山々以外にも、東ヌプカウシヌプリや南ペトウトル山など、然別湖周辺には気軽に登れる山がたくさんあるので、ぜひ遊びに訪れてみて下さいね!
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北海道三大秘密湖「東雲湖」へのピストンの道をご紹介!
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