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冬にオススメ!案内マップから消えた絶景の山「表山」へ【茨城・吾国愛宕県立自然公園】


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地元民を中心にハイキングで人気の「吾国愛宕県立自然公園」

気軽に登れる愛宕山をはじめ、難台山や吾国山、さらにはそれらをぐるっと巡る縦走など、登山初心者から健脚者までが楽しめる山がそろっています♪

そんな色々な山が連なる公園内に、案内板から消されてしまった山があるのをご存じでしょうか?

数年前に発行されたガイド本には載っているものの、現地のマップからは消されてしまった山…(゚д゚)!

今回は吾国愛宕県立自然公園の案内板から消えてしまった絶景の山「表山」についてご紹介していきます(^^)/

吾国愛宕県立自然公園とは?

吾国愛宕(わがくにあたご)県立自然公園は、難台山、吾国山、愛宕山とその周辺の丘陵地帯を公園区域としています。

愛宕山から吾国山にかけてハイキングコースが続いていて、コース沿いでは花こう岩からなる「屏風岩」や、マグマの熱で焼かれた泥質・砂質変成岩からなる「団子岩」などの奇岩や巨石を見ることができます。

プレート運動によるダイナミックな地殻変動の歴史が感じられるほか、ブナ林やすずらん郡生地などの豊かな自然もあり、ここら一帯は筑波山地域ジオパークにも指定されています。

ちょっとしたハイキングにはもちろんのこと、アップダウンのコースを楽しめる健脚向きの縦走もでき、自身の体力やペースに合わせた山歩きが楽しめますよ(^^)

吾国愛宕ハイキングコースの場所▼

吾国愛宕県立自然公園の案内マップから消された山「表山」とは?

そんな数ある山のなかから、今回ご紹介したいのは題名にもあるように「案内マップから消された山」です。

その山は、標高362mの「表山」

数年前に発行されたガイド本には記載されているのですが、現地の案内マップからは消されています。

このテープの下が本当に表山の記載だったかは見たことがないので断言できませんが、ガイド本の地図とは場所がぴったり一致しています。

なぜ消されてしまったのかは不明ですが、ガイド本によると眺望も素晴らしいとのことなので、これはぜひ行ってみたい(☆∀☆)

ということで、案内マップから消されてしまった表山への行き方、登山道の様子、山頂からの眺めについて、詳しくご紹介していきます♪

案内マップから消された絶景の山「表山」へ行こう!

では、さっそく表山を目指して歩き出したいと思います!今回は下記の順でご紹介していきます▼

①表山のスタート地点②第2駐車場&乗越峠③ハイキングコース入口④見晴らしの丘⑤すすきヶ原⑥南山展望台⑦南山から表山の道⑧表山

①表山のスタート地点

スタート地点は難台山や吾国山を目指す際の起点と同様に、あたご天狗の森公園の大型駐車場から。

お手洗いはもちろんのこと、無料休憩所のフォレストハウスもあり、自動販売機や軽食(おやつなど)も販売されています。

ガイド本によると、ここから表山までは片道1時間10分!案内板や現地のコースマップには記載されていないので、地図を片手に向かっていきます♪

あたご天狗の森公園の場所▼

②第2駐車場&乗越峠

あたご天狗の森公園の大型駐車場を後にしたら、愛宕神社を背にしてフォレストハウスやトイレの前を通過して、ハイキングコースへと進みます。

グランピング施設・エトワ笠間の前を通ってスギ林を抜けると、第2駐車場が見えてきます。

第2駐車場のすぐ先に乗越峠があり、ここからハイキングコース入口までは約100m。

ガードレールに沿って、案内に従って舗装道を歩いて行きましょう♪

③ハイキングコース入口

こちらがハイキングコース入口!愛宕山から約1km、徒歩20分ほどの距離です。

入口からいきなり道が2つに分かれていますが、左が見晴らしの丘経由で右が林道経由、500mで合流するのでどちらを選んでも問題ありません。

筆者はより自然と景色を楽しみたいので、見晴らしの丘経由を選択(^^)

木々に囲まれた道を緩やかに登っていきましょう♪

④見晴らしの丘

ハイキングコース入口から見晴らしの丘までは本当にすぐです!

ちょっとした展望台とテーブルや椅子が設けられていて、水戸方面の景色が楽しめます。

見晴らしの丘の奥には鐘転山へと続く登山道があるのですが、今回は行かずに景色だけを楽しんで、もとのハイキングコースに戻ります!

近いうちに今度は鐘転山にも行ってみたいと思うので、またご紹介します(^^)/

⑤すすきヶ原

見晴らしの丘からは「至 難台山」の看板を追って登っていきます。

途中に何度か道の分岐があり、どちらも「至 難台山」と記されています。

ゆるやかな道か、ぐっと登る道かの違いくらいなので、お好きな方を選んで歩み進めていきましょう!

防火線をかねた広くて歩きやすい尾根道を登っていくと、ほどなくしてすすきヶ原に到着です♪

⑥南山展望台

すすきヶ原から防火線の登山道を歩いて行くと、再び「至 難台山」の分岐が出てきます。

ここでもどちらの道を行っても問題ないのですが、南山展望台に直結している左側の急登を選んだほうが判りやすいです。

霜と泥に足を取られながら登っていくと、南山展望台に到着です!

標高382mにある場所で、「南山」または「坊主山」と呼ばれる地点で、愛宕山方面の眺望が開けています。

もともとは展望台があったそうですが、老朽化のため今は取り壊されています。

見晴らしがよく、ベンチもたくさん設けられているので、休憩におすすめのスポットです(^^)

⑦南山から表山への道

表山へと向かうコースは、実はここからが本番

ここまでは「至 難台山」を追って、案内通りに南山展望台を目指せばいいのですが、ここからは案内板のある登山道を外れます。

地図を見てみると、この南山から表山への登山道がのびていることになっているのですが、もちろん「至 表山」なんていう看板はありません

看板はありませんが、南山頂上奥にある「愛宕山 岩間駅に至る」という白い看板の後ろに明らかに道があります!

表山への方角とも一致しているので、この細い道を進んでいきます。標高382mの南山に対し、表山は標高362mのやや下り気味の道。

道はまだ生きていますが、倒木や笹の葉が進路を阻んでいるところもあるので、少し注意が必要です。

冬なので難なく通れましたが、夏場などはクモの巣や虫、生い茂る葉にかなり注意が必要かと思います(;^_^A

南山頂上からの道を抜けると広い道に出ます。

後ろにも道が続いているので、もしかしたら地図には載っていない他の道もあるかもしれません。

広い登山道を南へと向かって歩み進めます。ここまで来ると道幅も広く、歩きやすいです!

霞ヶ浦方面の眺望が開けている道に出て、再び木々と笹薮の道へ。

笹薮の向こうに光が見えたら、そこが表山です!

⑧表山

現地の案内マップやハイキングコースから消された「表山」に到着しました!笹薮を抜けた先に飛び込んできた景色がこちら▼

八郷盆地越しに筑波山方面の大眺望が広がっていてビックリ(☆∀☆)

山頂から望む筑波山の景観では、これまで登ってきた茨城県内の山では1番です!

それ以外はテーブルもベンチもありませんが、これだけで(この景観だけで)十分過ぎます(≧▽≦)

なぜ案内マップから消されてしまったのかは判りませんが、南山から10分ほどで筑波山を望む大眺望を楽しめるので、ぜひ表山に行ってみて下さいね♪

おわりに

吾国愛宕県立自然公園の案内マップから消された絶景の山、「表山」のご紹介はいかがだったでしょうか?

一部歩きづらい道もありますが、南山展望台までのコースは快適ですし、あたご天狗の森公園からも1時間ちょっとで到着することができます!

知る人ぞ知る穴場の絶景スポットなので、ぜひ吾国愛宕県立自然公園の「表山」に行ってみて下さいね♪

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