ジブリ映画『天空の城 ラピュタ』のような世界観が楽しめると話題の、和歌山県・友ヶ島に行ってきました♪
島内には遊歩道が整備されていて、旧日本軍の砲台跡や弾薬庫などの遺跡を見ながら巡ることができます(☆∀☆)
長い時を経て廃墟群と自然が融合し、独特な雰囲気を放つ「友ヶ島」についてご紹介していきます(^^)/
友ヶ島って、どんなところ?
和歌山市と淡路島のちょうど中間、紀淡海峡に浮かぶ「友ヶ島(ともがしま)」。
友ヶ島は地ノ島・沖ノ島・虎島・神島という4つの島の総称で、船で上陸するのは沖ノ島です。和歌山市中心部から約1時間でアクセスでき、加太港からは船で20分ほどで島に上陸できます。
友ヶ島は大阪湾への進入路に位置していて、江戸時代の黒船来航の頃から大阪湾を守る要衝とされてきました。砲台は明治時代に整備されたもので、約600人の兵隊が駐屯する要塞として第2次世界大戦が終わるまで大阪湾を守ってきました。
その跡が遺跡として保存され、島内には5つの砲台跡や弾薬庫などがあり、誰でも自由に見学することができます。
その様子はまるでジブリ映画『天空の城 ラピュタ』や、ゲームの世界のようだと話題を呼び、現在でも多くの観光客が訪れます!
特に第3砲台跡は人気で、ジブリファンや廃墟ファンなどの幅広い層の人々を魅了しています。
今回は島内に5つある砲台跡なかでも、第3砲台跡と第5砲台跡を中心に、その他の見どころと合わせてご紹介していきます。
友ヶ島の場所▼
友ヶ島への行き方
友ヶ島へは、和歌山市加太の加太港から友ヶ島汽船に20分ほど乗って向かいます。
便数は平常時は1日4便ほどで、GWや夏季シーズンは6便ほど、冬期は土日祝日のみの運行になるなど、時期によって異なるので事前にホームページなどで確認することをおすすめします。
料金は大人が往復2,200円(片道1,100円)、小人往復1,100円(片道550円)です。
ハイシーズンと祝日以外の水曜日・年末年始は運休で、そのほか気象状況などによって欠航することもあるので、確実な運航状況を知りたい場合はお電話やホームページで確認してみて下さいね!
友ヶ島汽船乗り場の場所▼
定番ルートは通行止めに!人気の砲台跡をサクッと巡れるオススメコース
加太港から友ヶ島汽船に乗って約20分!無人島・友ヶ島に到着~♪
友ヶ島散策の起点・終点となる野奈浦桟橋を渡って島に入ると、すぐに島全体のマップが設置されています。
ハイキングのモデルコースも紹介されていて、散策の参考になります(^^)
3.7kmの灯台・展望台コースを行きたかったのですが、2022年8月末現在通行止めで通れない箇所が多々あります。
なので、今回は人気の第3・第5砲台跡をサクッと巡れる、下記オススメコースをご紹介していきます▼
まるでラピュタの世界!友ヶ島の砲台跡や弾薬庫を巡ろう
野奈浦桟橋(スタート)
最短で第3砲台跡に向かいたい場合は野奈浦桟橋を背に左へと進むのですが、筆者たちは道が判りやすそうという理由で右周りで出発♪
ちなみに自動販売機はここにしかないので、水分を持っていない方はこちらで購入してから歩き出しましょう!
島唯一のカフェ・らぴゅカフェと、カリカリとかっぱえびえんを食べるリス(?)さんを横目に歩いて行きます。


松と海岸の美しい道で離島らしさが感じられ、さっそく癒されます(*´▽`*)
自然の豊かさと長閑さを感じながら、気持ちのいい海沿いを歩いて行きましょう♪
海の家
野奈浦桟橋から徒歩5分ちょっとで、海の家に到着です!
本来であれば、海の家を過ぎてそのまま海岸沿いを行けば第2砲台跡なのですが、現在は通行止めとなっているので、ここから左折して山道へと入っていきます。
ここから緩やかな傾斜の山道をずっと歩いていくので、普段歩き慣れていない方は細かに休憩や水分補給をしながらゆっくりと登っていきましょう(^^)
第5砲台跡
海の家から山道を5分ほど登っていくと、第5砲台跡に到着します!
第5砲台跡は、第3・第4砲台の資格となる野奈浦方面や、発電所などの軍事施設が集中していた島北側を守るために造られたものです。
石段は登っていくこともでき、砲台跡を上から眺めることも可能です。
既にラピュタの世界観が漂っていて、どんどんワクワクした気分になっていきますよ♪
小展望台
第5砲台跡から10分ちょっと登っていくと、小展望台に到着します!


ちょっとしたテーブルやベンチが置かれていて、休憩にもピッタリ♪
眺めもいいので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね!
タカノス山展望台
小展望台から更に山道を10分ほど歩いて行くと、野奈浦桟橋方面や友ヶ島灯台方面への分岐、お手洗いと出てきます。


進路はそのまま第3砲台跡方面を行き、ほどなくすると大展望台との分岐に到着します。
ここまでくると第3砲台跡はすぐ横ですが、まずは大展望台を先に見ておいた方が効率良く巡れます(^^)
大展望台ことタカノス山展望台は、標高119.7mあり、見晴らし最高!
眼下に紀淡海峡が広がり、四国や六甲をはじめ、周辺の山々や島々を望めます。
ベンチなどもあり、景色を楽しみながら休憩ができるので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね♪
第3砲台跡
タカノス山展望台からの景色を堪能したら元来た道をもどって、いよいよ第3砲台跡へ!
島内にある5つの砲台のなかで最主力の砲台で、面積や規模も大きいです。
友ヶ島で一番の人気&フォトスポットでもあり、レンガ造りの弾薬庫の様子は本当に『天空の城 ラピュタ』に出てきそうな雰囲気です(☆∀☆)
第3砲台跡は保存状態がよく、実際に砲台跡内部に入って探索することもできます!


まるで異世界に訪れたかのような不思議な空気が流れているので、ぜひじっくりと巡ってみて下さいね♪
探照灯跡
第3砲台跡を見終えて道なりに進むと、野奈浦桟橋方面と南垂水広場(2022年8月現在は通行止め)方面、探照灯跡方面への分岐が出てきます。
このまま野奈浦方面へと下っていくこともできますが、500mほどで探照灯跡にアクセスできるので、寄ってみるのもおすすめです!
探照灯とは現在のサーチライトのことで、当時はここで敵艦隊や敵戦闘機を監視していたそうです。
第3砲台跡や第5砲台跡のような迫力はありませんが、島内の戦争遺跡をじっくりと巡りたいという方は見てみて下さいね♪
野奈浦桟橋(ゴール)
探照灯跡の観賞を終えたら、先ほどの分岐点まで戻って野奈浦桟橋方面へと下っていきます。
始めはやや急な坂道が続き、足場もあまり良くないので、注意して下りていきましょう!
探照灯跡から25分ほどで、スタート地点&ゴール地点の野奈浦桟橋に到着です♪
もっとじっくりと巡りたかったのですが、船はもう最終便しか残されていなかったので今回はここまでに(^^)
和歌山県には年1,2回訪れるので、また改めて友ヶ島探索に訪れたいと思います!
おわりに
まるでラピュタのような世界観や、ゲームのような異世界観が楽しめる「友ヶ島」のご紹介はいかがだったでしょうか?
今回は時間や通行止めの関係で、第3・第5砲台跡を中心にご紹介しましたが、他にも第2砲台跡や幸助松海岸、友ヶ島灯台や子午線広場など、本当に見どころがいっぱいの島です!
筆者もまだまだ巡ってみたいところがたくさんあったので、友ヶ島にはぜひまたじっくりとお邪魔したいと思います(^^)/
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※上記記事は筆者がトラベルライターとして活動しているトリップノートで執筆したものです。
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