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『遠野物語』の世界を垣間見る!岩手県・遠野で民話や伝承に触れよう


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民話や伝承が数多く残る山里、岩手県遠野市に行ってきました!

大学時代に民俗学を専攻し、卒業論文も民話について書いた筆者としては昔からずっと行ってみたいと思っていたスポットの一つ(☆∀☆)

今回は昔から遠野に伝わる、民話や伝承を楽しめるスポットについてご紹介していきます(^^)/

遠野と『遠野物語』について

岩手県の遠野市は、古くからの言い伝えが多く残っている地です。遠野の農村では、昔ながらの文化や生活の伝承と共に、多くの民話が語り継がれてきました。

その民話や伝承をまとめたものが『遠野物語』です。明治時代の民俗学者・柳田国男が、遠野出身の佐々木喜善が語った民話を編纂し、1910年に発表されました。

いたずら好きの河童や座敷童子などが登場し、小さな子供から大人まで興味深く読める不思議な話が数多く伝えられています。

遠野では、そんな民話や伝承の世界を垣間見れるスポットが現在でも数多く点在しているので、いくつかご紹介していきたいと思います(^^)

\『遠野物語』をもっと知りたい&読みたい方におすすめの本はこちら▼/

昔ながらの遠野を体感!伝承園へ行こう

遠野駅からバスで25分ほどでアクセスできる「伝承園」!こちらでは、遠野のかつての農家の生活様式が再現されています。

国指定重要文化財の菊池曲り家に実際に入ることができ、家の中を自由に巡りながら当時の暮らしの様子について知ることができます。

オシラサマ伝説のオシラサマに願い事ができる御蚕神(おしら)堂や、1週間前までの要予約で実際に昔話を聞くこともできます。(1グループ30分5,000円)

そのほかにも園内には、『遠野物語』の話者である佐々木喜善の記念館や民芸品を販売している工芸館お食事処やおみやげ処などもあり、見どころ豊富です。

伝承園でたっぷりと昔ながらの遠野を体感してみて下さいね(^^)

◆「伝承園」の基本情報◆
住所:岩手県遠野市土淵町土淵6地割5番地1
営業時間:午前9時〜午後5時 (入園受付は午後4時30分)※食堂利用は午前11時〜午後4時(ラストオーダー午後3時30分)
入園料:大人330円/小・中・高校生220円
定休日
:年中無休
駐車場:無料駐車場(バス8台・乗用車100台) ※さわやかトイレ駐車場に併設
公式HP遠野伝承園


伝承園の場所▼

カッパ捕獲許可証を持ってカッパ渕へ!

伝承園を訪れたら、合わせて巡りたいのが「カッパ渕」!いらずら者のカッパの伝説が残る小川で、伝承園から徒歩10分かからないくらいでアクセスできます。

ここを訪れる前にぜひ入手しておきたいのが、「カッパ捕獲許可証」

文字通りカッパを捕獲してもいい許可証で、お値段は220円。伝承園のおみやげ処や旅の倉 遠野などでも販売されています。

この許可証を持っていると、カッパ渕でキュウリが仕掛けられた釣り竿でカッパ釣りにチャレンジすることができます

静寂のなか流れる小川に、きゅうりを付けた釣り竿を投げ入れること数分。カッパさんが釣れることはありませんでしたが、本当にカッパが出てきそうな雰囲気や祀られているカッパを見て、民話の世界観にどっぷり浸かることができました(*´▽`*)

今回はカッパを捕獲できませんでしたが、もしカッパを発見した際には許可証裏に記載されている「カッパ捕獲7ヶ条」に違反しないように、よく読んでから捕まえてみて下さいね♪

カッパ渕の場所▼

おわりに

『遠野物語え』の世界観を楽しむことができる、「伝承園」や「カッパ淵」のご紹介はいかがだったでしょうか?

時間の関係で今回はこの2つのスポットしか巡ることができませんでしたが、その他にも周辺にはカッパ狛犬が座する「常堅寺」や「とおの物語の館」、縁結びの神様として人気の「卯子酉様」など、民話や伝説に関するスポットが数多く点在しています!

古くからの言い伝えが残る遠野市で、ぜひのどかな時間を過ごしてみて下さいね♪

※ご紹介している記事内容は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページや該当スポットに直接お問い合わせください。
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