東京随一の高さ(15m)を誇る富士塚「品川富士」を登ってきました!
実際の富士山の溶岩が使われていて、1合目から9合目の標石もしっかりと設置されていて、本物さながら(☆∀☆)
さっそく詳しくご紹介していきます♪
富士塚とは?
はじめに「富士塚」について簡単に説明します!富士塚とは、富士信仰に基づいて、富士山を模して造られた人工の塚や山のことをいいます。
富士信仰は江戸時代に流行した民衆信仰のひとつで 、富士山に登ることを修業としていたのですが、当時はなかなか実際に登れる環境ではありませんでした。
そこで関東地方一円に数多く造営されたのが、富士山を真似て造られた「富士塚」です。
地元にミニチュア富士山を造ることで、疑似的に富士登山を体験できるようにし、幅広い人々が気軽に富士参拝をできるようにしたのです。
現在でも都内には数多くの富士塚が残っていて、なかでも代表的なものを「江戸七富士」といいます。
今回ご紹介する「品川富士」も江戸七富士の1つで、迫力があり、とても立派な富士塚です!さっそくチェックしていきましょう♪
品川富士はどこにあるの?
まずは品川富士の場所から!品川富士はその名の通り、東京都品川区にあり、最寄り駅は新馬場駅(京浜急行)です。
こちらの北口から徒歩3分ほどの距離にある「品川神社」の境内にあります。
第一京浜の上り車線沿いに建つ、立派な鳥居と長い石段が目印♪まずは、こちらの石段を半ばほどまで登っていきましょう!
本物さながら!品川富士を登ろう
では、いよいよ品川富士を登っていきましょう!
登山口は、鳥居をくぐって石段を半分くらい上っていた先の踊り場にあります。
富士塚へとつづく鳥居をくぐると、しっかりと「登山道」と書かれた標石が!
なんだか、想像以上にワクワクしてきました♪
一合目・二合目
登山道とかかれた標石のすぐ先には、一合目、二合目と書かれた標石も配されていて、臨場感があります。
この周囲に配された石も、富士山の溶岩が使われているというリアルさです!細かなところまで再現されていて、本格的で驚きでした。
三合目・四合目
石段を更に登り進めていくと、三合目、四合目とつづきます。
振り返ってみるとこんな感じです▼
都会のど真ん中ですが、どんどん登山している気分になってきました!
五合目・六合目
五合目、六合目は、平らな部分にあります。
『なぜ、ここは平らなのだろう?』と思い、本物の富士山の五合目を簡単に調べてみると、五合目には駐車場や売店が並び、「天地の境」と呼ばれているそうです!
森林限界点にも位置しているそうで、7合目からの雰囲気との違いをあらわすための1つかもしれませんね。
七合目
七合目からは再び石段を登っていきます。
これまでは整っていた石段ですが、ここからは形が不ぞろいの石段となり、足元に多少の注意が必要となってきます。
登山好きではあるものの、富士山はまだ登ったことがない筆者は、勝手にあたまのなかで、『本物の富士山も頂上に向けてどんどん険しくなっていくのかなぁ~♡』なんて、想像を巡らしながら楽しく登りました^^
八合目・九合目・頂上
七合目を過ぎると、八合目、九合目とすぐ出てきて、頂上に到着です!
頂上までは数分ほどであっという間に登れてしまいますが、不思議なことに、色々なものが凝縮された濃厚な時間だったように感じられました!
頂上からの眺めはこんな感じです▼
京急線やマンションなどの街並みが見え、都会のど真ん中であることを思い出し、急に現代に引き戻されたような感覚です!
頂上での時間を満喫したら、帰りは逆側にある石段から下山します。
こちらはやや急で、最後まで意外と足元が覚束ないので、注意して降りて下さいね♪
おわりに
都内随一の高さを誇る富士塚「品川富士」のご紹介はいかがだったでしょうか?
都会の真ん中で、こんなにリアルな富士巡礼ができるとは驚きでした!
品川富士以外にも、品川神社境内には数多くの見どころがあり、拝殿も美して見ごたえがあるので、ぜひ合わせてじっくりと巡ってみて下さいね♪