栃木県那須町にある国指定名勝「殺生石」に行ってきました!
殺伐とした荒涼の地で、殺生石までの道のりでは独特な景観と雰囲気を楽しめます!
今回はなにやら怖い伝説が伝わる、栃木県の「殺生石」についてご紹介していきます♪
生き物を殺す石「殺生石」とは?
今回ご紹介する栃木県の「殺生石」は、那須町の湯元温泉付近にある国の指定名勝です。
以前、当ブログでもご紹介した那須ロープウェイへと向かう途中にあるよ!
\那須ロープウェイの記事はコチラから▼/
なにやら名前からして怖い感じが漂っていますが、この殺生石という名前の由来は、昔の人々がこの石が「生き物を殺す石」だと信じていたことからそう名付けられたそうです。
この付近一帯では火山性ガスが噴出していて、いまもなお独特な硫黄のにおいに包まれています。
火山地帯ではよくあることですが、この火山性ガスは有毒で、動物をはじめ、生き物(もちろん人間も含む)が周囲で死んでいることが多々あります。
昔の人々は火山性ガスが原因とは知らず、この大きな石が動物や人々を殺していると思ったのでしょうね(>_<)
他にもこの地は、松尾芭蕉が「奥の細道」で訪れていたり、大昔に中国やインドで悪行をつくした「九尾の狐」伝説が残っていたりと、なにかと歴史が感じられるスポットです。
殺伐とした荒涼の地「殺生石」を散策しよう!
数々の伝説や歴史が残る「殺生石」までは、周囲の観光スポットと合わせて巡れる散策コースがいくつもありますが、一番お手軽なのは駐車場から続く遊歩道を歩いていくコースです。
駐車場から殺生石までは片道10分もかからないくらいの距離で、木道が設けられているので、足場も整っています。
「賽の河原」を中央にして分岐した木道の、駐車場からみて右側の道には「盲蛇石」と「湯の花採取場」があり、逆側の道には「千体地蔵」と「教伝地蔵」があります。
特に千体地蔵の景観は圧巻で、お地蔵様の表情や数に圧倒されます。
その後、分岐していた木道は再び合流し、休憩所を越えて更に歩んでいくと、「殺生石」に到着です!
いまは火山ガスの量もおさまってきているようですが、周囲の様子からも昔は火山活動が活発だったことが伺えます。
独特な景観はもちろんのこと、歴史や伝説についてもたくさん紹介されている地なので、ぜひ足を運んでみて下さいね♪
おわりに
栃木県那須町の国指定名勝「殺生石」のご紹介はいかがだったでしょうか?
那須ロープウェイや湯元温泉に向かう途中の車の中からでも、その独特な景観は目を引き、この地がどんなところか知らなくても思わず立ち寄ってみたくなる魅力的なスポットです!
『那須岳登山はちょっと…』という方でも、こちらでしたら駐車場から往復30分かからないくらいでアクセスできるので、ぜひ「殺生石」を訪れてみて下さいね♪
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