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【茨城】鹿島海軍航空隊跡が一般公開!アクセス・見どころ・撮影の可否は?


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国内最大級の旧海軍基地・鹿島海軍航空隊跡が、2023年7月22日より一般公開されました!

敷地内へはもちろんのこと、鹿島海軍航空隊本庁舎跡ボイラー室自力発電所跡の内部にまで入って見学することができます(☆∀☆)

今回は一般公開されたばかりの鹿島海軍航空隊跡について、アクセス方法や見どころ、撮影の可否や楽しみ方などについて、詳しくご紹介していきます(^^)/

\前回の鹿島海軍航空隊跡の紹介記事はこちらから♪/

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鹿島海軍航空隊跡って、どんなところ?

茨城県・霞ヶ浦沿いに位置する鹿島海軍航空隊跡は、国内最大級の旧海軍基地の跡地です。

1938年(昭和3年)に水上機の実習訓練施設として発足し、終戦を迎えて役目を終えました。

その後は歳月の経過と共に老朽化が進み廃墟と化していき、国から美浦村が鹿島海軍航空隊跡の敷地を譲り受けた当初は、全て取り壊される予定でした。

ですが、この戦跡を未来へと継承したいという想いから、鹿島海軍航空隊跡地の保存と再生がすすめられ、2023年7月22日より一般公開されることとなりました。

敷地内にはもちろんのこと、鹿島海軍航空隊本庁舎跡やボイラー室、自力発電所跡の内部にまで入って見学することができ、「戦争」や「命、平和の尊さ」について、今一度考える機会を与えてくれます。

見学以外にも場内では、ウォークスルーアトラクションやカフェ、グッズ販売なども行われていて、幅広い世代の方々が楽しめる施設となっています。

鹿島海軍航空隊跡の場所▼

鹿島海軍航空隊跡へのアクセス、営業日や時間、入園料は?

鹿島海軍航空隊跡は、茨城県稲敷郡美浦村の大山湖畔公園に位置しています。

公式パンフレットによると、東京駅から常磐道・圏央道経由で約80分、成田空谷から東関道・圏央道経由で約45分、水戸から常磐道経由で約80分とのことです。

ナビを入れる際は、「鹿島海軍航空隊跡」または「水環境保全再生研究ステーション」と設定すると、スムーズにアクセスすることができます(^^)

基地跡の一つである自動車車庫が受付となっていて、その裏に無料駐車場も完備されています。

自動車車庫

営業日や見学可能時間、休園日や入館料は下記の通りです▼

◆「鹿島海軍航空隊跡」の基本情報◆
住所:茨城県稲敷郡美浦村大山2041-8
営業日:毎週土・日のみ開園
※2023年7月30日現在、祝日は一般公開されていません。
営業時間
:9時00分~17時00分(最終入園15時00分)
休園日:平日・年末年始(12月29日~1月3日)※臨時休園する場合もあり
入園料:大人(18歳以上)800円/小人(小学生~高校生)300円
※20名以上より団体料金あり。その他各種割引あり。
公式HP:公式ホームページは作成中とのことでした(7月30日現在)

鹿島海軍航空隊跡見学の注意点!撮影はできるの?

場内は鹿島海軍航空隊跡本庁舎跡内の一部屋以外は写真撮影OKで、柵内の有料ゾーンの白いテープ内は自由に巡ることができます!

その一部屋はロケ地などに使われた作品の紹介をしている一角で、有名な映画などがズラリと並んでいました(☆∀☆)

全体の見学距離は約2.8km所要時間は約90~180分です。

老朽した建物内に入れる場所も多々ありますが、足元に古いコンクリートやボルト、ガラスなどが落ちている箇所も多々あるので、十分注意してください。

また、基地内は日陰となるスポットが少ないので、夏の暑い日などには水分補給や適度な休憩を意識することが大切です。

これらのポイントに注意しながら、さっそく鹿島海軍航空隊跡をの見どころや楽しみ方についてお伝えしていきます(^^)/

鹿島海軍航空隊跡の見どころ&楽しみ方6選!

広大な敷地を誇る鹿島海軍航空隊跡では、主に17箇所もの見どころスポットがあります。

受付時にパンフレットやMAPがもらえます!

該当スポットは公式のパンフレットで紹介されているほか、各箇所には案内パネルなども設置されていて判りやすいです(*´▽`*)

今回はそのなかから厳選して、特にオススメ&必見な6つのポイントについてお伝えします(^^)/

【1】カフェやお土産販売も!自動車車庫

入園の受付場所にもなっている、跡地のひとつ「自動車車庫」

錆びた外観や天井の鉄骨など、当時の雰囲気を色濃く残したこちらでは、美浦村週末カフェやお土産の販売が行われています。

カフェでは美浦村・茨城県で生産された食材を使ったメニューをはじめ、ソフトクリームやかき氷、ドリンク類が販売されていて、見学後の一休憩におすすめです。

受付のプレハブ小屋内では、茨城の物産展や鹿島海軍航空隊跡のグッズなどが販売されていてお土産にもピッタリ!

広大な基地跡の見学はそれなりに歩くので、途中で疲れた際(再入場可)や見終えた後には、ぜひこちらで休んでいかれて下さいね(^^)

【2】「戦争」や「命、平和の尊さ」を考える!鹿島海軍航空隊本庁舎跡

有料ゾーンのゲートをこえてすぐに目に飛び込んでくる、「鹿島海軍航空隊本庁舎跡」

歴史を感じさせる外観はもちろんのこと、当時の面影を色濃く残した建物内にも入ることができます。

館内では鹿島海軍航空隊の歴史や予科練の紹介、企画展などの展示が行われていて、「戦争」や「命、平和の尊さ」を今一度考える機会を与えてくれます。

ロケ地として使われた作品を紹介している展示室3以外は、全て撮影OKなのでぜひ貴重な戦争遺構の数々を写真におさめてみて下さいね。

【3】当時の機器がそのままに!気缶場跡(ボイラー室)

空にまでのびる長い煙突が目印の、「気缶場跡(ボイラー室)」

その外観はもちろんのこと、こちらも中にまで入っていくことができ、当時使われていた様々な機器がそのまま残っています。

 

ボイラーやポンプなどの普段見慣れない大型機器はもちろんのこと、放置された廃棄物も興味深かったです。

細かく見れば見るほど色々な発見があるので、外観と共にぜひ内部もじっくりと見学してみて下さいね!

【4】草木に還っていく儚い美しさ!自力発電所跡

気缶場跡の更に奥、敷地内にある建物の最奥にあたる「自力発電所跡」

外から見てもかなり老朽化していることが伺えますが、なんとこちらも内部を自由に見学できます。

中に入ってみると、ビックリ!草木が鉄骨や機器を覆い、自然にのみこまれていっていました。

その様子は儚くもありますが、どこか美しく、幻想的な空間が広がっていました。

崩れてしまった部屋のような木材が積み重なり、むき出しになったコンクリートやボルト、穴などもあり、見学には注意が必要ですが、この状態でここまで自由に見学させてくれるのは大変貴重です。

戦争遺跡に関心がある方はもちろんのこと、写真好きな方や廃墟好きな方にもとてもオススメなので、ぜひ訪れてみて下さいね!

【5】開催されていたらラッキー!超オススメのガイドツアー

開催されている時に出くわしたら超ラッキーな「ガイドツアー」

一般公開が始まったばかりということもあり、スタッフさんなどの関係で現在は不定期に開催しているそうです。

このツアーではガイドさんと一緒に、普段は非公開になっている鹿島海軍航空隊本庁舎跡の2階部分を見学することができます!

2階は真っ暗で、懐中電灯を片手にガイドさんの説明と共に巡っていきます。

戦争遺跡としてはもちろんですが、暗さもあって落書きや荒れた館内の様子はどこか怖い感じがして、子供たちは「お化け屋敷だー!」と別な楽しみ方をしていました 笑

ガイドツアーならではの案内や、普段は公開していないロケに使われている部屋なども見ることができるので、ガイドツアーが開催されていたら絶対に参加してみてほしいです!

普段は非公開のロケで使われている部屋

ガイドさんのお話によると、ガイドツアーは土日の10時・14時になるべく開催できるように努力されているとのことでした(☆∀☆)

必ず開催されるというわけではありませんが、この時間帯に訪れれば少しは可能性が高いかと思うので、ぜひ狙ってみて下さいね!

【6】ウォークスルーアトラクション!謎を解いて景品をGET

数々の戦争遺跡の見学と合わせて、鹿島海軍航空隊跡では「ウォークスルーアトラクション」と呼ばれる謎解きゲームも用意されています!

基地跡を歩いてヒントを入手していき、謎をときながら進んでいきます。

戦争を知らない世代でも興味をもって敷地の見学ができるように工夫されていて、子供もヒント探しに夢中になっていました(^^)

謎を解いて答えが判ったら受付へ!正解すると景品としてクリアファイルがもらえるので、ぜひチャレンジしてみて下さいね♪

景品のクリアファイル3種ゲットー!

ヒントをしっかりと追わないと意外と難しいです(;゚Д゚)

筆者たちも最初は不正解でしたが、受付の方にヒントをもらって再挑戦して正解となりました(^^)

おわりに

2023年7月22日より、待望の一般公開となった「鹿島海軍航空隊跡」!

今回訪れてみて思ったことは、老朽化や荒廃が進んでいる基地内をこんなに自由に見学させてくれる施設は滅多にないのでは?ということ(☆∀☆)

これまで戦争遺構や産業遺構など、いろいろな施設の見学をしてきましたが、ガイドさん無しでここまで間近で見学できたところはありませんでした(^^)

一般公開になってまだ日が浅いですが、これからどんどん注目されて話題になっていくスポットかと思います!

戦争遺跡としてはもちろんのこと、写真好きな方や廃墟好きな方、コスプレイヤーさん系にもうける場所かと思うので、ぜひ「鹿島海軍航空隊跡」に足を運んでみて下さいね♪

\筆者が過去に巡っておすすめの戦争遺構や産業遺構の紹介記事はこちらから▼/

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※ご紹介している記事内容は取材当時のものです。最新の情報は公式ホームページや該当スポットに直接お問い合わせください。
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