毎年恒例となった大雪山の秀峰・黒岳に今年も登ってきました!
「大雪山の秀峰」なんて聞くと、少し構えてしまう方も多いかもしれませんが、黒岳は登山初心者はもちろんのこと、小学校低学年くらいから登れるファミリー登山にもオススメの山♪
今回は黒岳山頂から800mほど先にある黒岳石室まで足をのばし、残雪と高山植物が織りなす絶景を堪能しに行きましょう(^^)/
登山初心者やファミリー登山にもオススメの黒岳!
今回ご紹介する大雪山の秀峰・黒岳は、北海道上川郡上川町にある標高1,984mの山です。
麓の層雲峡(そううんきょう)温泉街から5合目までロープウェイが出ていて、更にそこからリフトに乗り継げば7合目まであっという間に行くことができます!
7合目からは自力で登ることになりますが、山頂までは1時間半ほど。
少しきつく感じられる登りもあるかもしれませんが、これといった危険な場所などもなく、すぐに森林限界点を迎えて景色抜群の中を登っていけるので、登山初心者の方にもオススメ!
小学校低学年の子たちもたくさん登っている山なので、ファミリー登山にもいいですよ♪
高山植物と雪を求めて、まずは黒岳山頂へ!
ということで、まずは黒岳山頂を目指しましょう!
麓から出ているロープウェイに乗車して、約7分の空中散歩の後、5合目に到着。


お手洗いはこの5合目を最後に黒岳石室までないので、不安な方は済ませておきましょう!
ロープウェイ乗り場から少し登っていったところにすぐリフト乗り場があるので、今度はリフトに乗って一気に7合目まで。


リフトを降りると、すぐに休憩所兼売店のロッジがあるので、そちらで入山届を書き、いざ登山スタート♪
歩き始めてすぐに森林限界点を迎えるので、眺めのいい景色のなかを登っていけます。
石や岩がゴロゴロとした道や、少し大変な登りもありますが、基本的には歩きやすく、すいすい登っていけます。
8合目にベンチがある休憩スポットもあるので、上手に休憩を取り入れながら、頑張って登っていきましょう!
\黒岳山頂までの登山道の詳しい様子はコチラの記事から▼/
※この記事は筆者がトラベルライターとして活動しているトリップノートで執筆した記事です。
山頂で出会える新たな絶景!黒岳石室へ続く道
これまでは眼下に広がる山々や景色を楽しみながら登ってきましたが、山頂ではまた違った新たな絶景と出会えます!
黒岳頂上の道標の背後に広がる、残雪の白と山の緑が美しい縦走路です。
この壮大な景色には、山頂までの道のりで疲れた方も、きっと少し先まで歩いて見たいと思うはず(☆∀☆)
縦走路に入り込んでしまうと、引き返しどころが判らず、『次の山まで行くことになってしまうのでは!?』と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、山頂から約800m先の黒岳石室まででも十分に絶景を堪能できるので、そこまで目指してみるのがオススメ!
黒岳山頂にお手洗いはありませんが、黒岳石室まで行けばお手洗い(有料1回500円)もあるので、ぜひあれこれ考えすぎずにあと800mだけ歩いてみて下さいね♪
美しい縦走路の先にある雪とお花の大絶景!黒岳石室へ
山頂からの歩き始めは、やや下りで、道には小さな石がゴロゴロとしています。
少し足をとられて歩きづらいですが、急な傾斜などもなく歩きやすい道のりです。
ロープに沿って更に歩み進めていくと、少し登りになり、やがて黒岳石室を肉眼で確認できるようになります。


真夏にも関わらず、雪原が広がり、夏の日本とは思えないような景色です。
黒岳石室を肉眼でとらえたら、岩場の下りが続き、降りきると雪原は目の前!


雪原のぎりぎりまで近づくことができるようになっていて、連日30度越えの真っ只中でなんと雪に触れることもできます(☆∀☆)
ここまでくると吹いている風もひんやりとして、登山で火照った体にとっても気持ちいです♪
両脇を雪原に囲まれた道を抜けると、今度はお花畑と雪のコラボレーション!
雪とお花が隣同士にあるなんて、さすがは高山(≧▽≦)
高山植物や雪を愛でながら進むと、あっという間に黒岳石室に到着です!
石室ではテーブルや椅子、お手洗いがあるほか、ドリンクなども販売されています。
ここから先は本格的な装備が必要となる旭岳や他の山々へと続く縦走路となっていますが、ここまででしたら黒岳登山の延長で気軽に訪れることができます。
大絶景を堪能して、少し休憩したら、元来た道を戻り、気を付けて下山しましょう♪
おわりに
可愛らしいお花畑と雪のコラボレーションが楽しめる、真夏の黒岳石室のご紹介はいかがだったでしょうか?
ロープウェイとリフトを利用すれば、たった2時間ほどの登山で、高山ならではの壮大な景色と出会うことができます!
登山初心者やファミリーでもチャレンジしやすい山なので、ぜひ大絶景を求めて黒岳石室を目指してみて下さいね♪
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