どうも、アマチュア怪奇現象検証隊のなんかようかいです。
北海道の心霊スポット、特に心霊トンネルとして知られている「大函トンネル」を訪れてみました。
昔は歩いて通り抜けもできたのですが、今は一体どうなってることやら。
大函トンネルの現状や、このトンネルにまつわる怖い噂など、簡単にご紹介していきたいと思います。
層雲峡で最も美しいといわれる渓谷「大函」
心霊スポットに詳しくない方でも、層雲峡の「大函」は知っている方が多いのではないでしょうか?
北海道上川郡にある層雲峡は、もともと迫力ある断崖絶壁が見事な人気観光地で、大雪山へと続く黒岳の玄関口であったり、温泉街が広がっていたりと、なにかと観光が盛んな地です。
その層雲峡のなかでも、1番2番を争う渓谷美が拝めるというのが、この大函。
柱状節理の巨大な岩壁が規格正しく並んでいる、壮大な景色が見られるというのが売り。
昔はこの大函周辺も栄えていて露店なども出て賑わいを見せていたのですが、今は駐車場こそあるものの、あとはご自由にご鑑賞くださいというスタイルになっていました。
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北海道で有名な心霊トンネル「大函トンネル」
そんな渓谷美が広がる大函のすぐ隣にあるのが「大函トンネル」。
層雲峡から北見方面へ6kmほど進んだ先にある「新大函トンネル」が開通して以来、その役割を終えた大函トンネルはすっかり廃トンネルに。
それでも昔は大函と合わせて賑わっていて、トンネルも通り抜けることができ、露店も出ていたのだけど。
今はトンネルどころか、トンネルのはるか前からロープがされていて、通り抜けはおろか近づくこともできません。
まだトンネルを行き来できたころは、通り抜ける際に大函入口側から少し進んだ先にあるお地蔵様が印象的でした。
トンネルならではのじめじめとした湿気を帯びた空気、そして真っ暗で、夏にも関わらずひんやりしていて…子供ながらになんだか嫌な気配を覚えたものでした。
現在の大函トンネルは、全く近寄れなくなっていてなんだか少し残念でした。
大函トンネルはなぜ立入禁止に?霊の噂は本当だった?
さて、かなりがっちりとトンネルに近寄らせないように規制が施されている大函トンネルですが、なぜ立入禁止になったかというと…
崩壊・崩落の危険があるから
です。
よくありがちな「幽霊の目撃証言が相次いだから」ということではないようです。
では、心霊情報はまったく無く、デタラメだったのかというと、そうでもない。大函トンネルは手彫りのトンネルで、噂では強制労働者によって彫られたとのこと。
その方々が力尽きてしまった際、壁に一緒に埋めてしまったなんていう話も。それが心霊スポットや心霊トンネルと言われる源になったのではないかと思います。
噂なのでトンネルに本当に人が埋められているのかは定かではありませんが、トンネル工事にやはり事故はつきもの。
特に昔は今よりもその事故発生率は高く、さらに被害も甚大。このトンネル工事中にもそういった事故やその犠牲になってしまった方々がいらしゃったことかと思います。
さきほども軽く触れた、トンネル内のお地蔵様はそういった方々の供養のために建てらられたものかと思います。
トンネル手前の橋で身体が透けている男性の霊が目撃されたり、トンネル内のお地蔵様にイタズラすると行方不明になるなど、様々な心霊情報がありますが、あながちただの噂というわけではないかもしれませんね。
おわりに
層雲峡で最も美しい渓谷美を楽しめる大函、そのすぐ隣にある廃トンネル「大函トンネル」の紹介はいかがだったでしょうか?
今では橋の手前からロープが張られていて、トンネルに全く近寄れなくなってしまっているという現状です。
トンネルと同様に橋の老朽化も進んでいるのでしょうね。いずれここも朽ちていき、自然にのみこまれる(返る)日が訪れるのでしょうか。
もし気になる方がいらっしゃったら、崩落・崩壊される前に訪ねてみてくださいね。
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