日本百名山として知られている雌阿寒岳の、すぐお隣に位置する山「阿寒富士」!
富士という名にふさわしい美しい山容で、麓からも雌阿寒岳山頂からもその姿を楽しめます。
阿寒富士の登山口からわずか30分ほどで登ることができ、雌阿寒岳との縦走にもオススメ(*´▽`*)
アクセスの仕方や登山道の様子など、さっそく詳しくご紹介していきます(^^)/
阿寒富士って、どんな山?
釧路市(旧阿寒町)と十勝・足寄町の境界に位置する山、「阿寒富士」。美しい円錐状の山容を持つ活火山で、その標高は1,476m。
雌阿寒岳のお隣に位置している山で、雌阿寒岳の山頂から約1時間ほどで登頂できます。
阿寒富士の登山口に到着してからは30分ほどで頂上まで登れるということもあり、雌阿寒岳と合わせて縦走される方が多いです。
今回は野中温泉(雌阿寒温泉)コースから雌阿寒岳頂上に立ち、そこから阿寒富士の山頂を目指します(^^)/
雌阿寒岳頂上から阿寒富士を目指そう!
雌阿寒岳を経由せずに阿寒富士を目指す際は、オンネトーコースからスタートし、8合目の分岐から阿寒富士へとコースを取るのですが、今回は野中温泉コースからの縦走だった為、雌阿寒岳山頂からのスタートとします。
野中温泉コースから雌阿寒岳山頂までの登山道の見どころや詳細は下記の記事をご確認下さい▼
雌阿寒岳頂上から縦走!阿寒富士への登山コースを徹底紹介
雌阿寒岳頂上(スタート地点)
というわけで今回のスタートは雌阿寒岳頂上から!
野中温泉コースから登ってきた方は、登山道を青沼方面へと向けて更に奥へと進んでいく感じです。
お天気が良ければくっきりと阿寒富士が目の前に見えているので、ポンマチネシリ火口に沿うようにして下っていきます。
足元はややザレ場となっていて滑りやすくなっているので、気を付けて下っていきましょう(^^)/
オンネトーコース9合目
道標に従い、オンネトーコースを下っていきます。
ポンマチネシリ火口に沿うように下っていくと、すぐにオンネトーコース9合目の看板が出てきます。
足元に注意しながら8合目まで下っていきましょう♪
オンネトーコース8合目(阿寒富士分岐)
オンネトーコースの8合目まで下りてくると、ここにきて初めて阿寒富士の道標が出てきます。
目の前にドーンと阿寒富士がかまえているので迷わないかと思いますが、ここらへんはすぐに靄に包まれてしまうのでご注意を。
遠くからでも登り口や登山道がくっきりと見えているので、そちらに向かって歩いて行きましょう♪
阿寒富士登山口
阿寒富士の登り口の前まで来ると辺りにはハイマツ帯が広がっています。
要所要所に看板が設けられている他、岩にペンキなども塗られているので、登り口までは比較的簡単にアクセスできるかと思います(^^)
登り口に到着したら、さっそく阿寒富士を登っていきましょう♪
阿寒富士登山道
山容からも判るように阿寒富士頂上までは、じゃりじゃりとした登山道が続きます。
砂利に足を取られる分、少し負荷がかかるように感じますが、これといって危険だったり大変だったりということはなく、サクサクと登っていけます。
山頂が近づいてくるにつれ、砂は赤褐色色に。
それと合わせて、靄がどんどんと濃くなっていき、山頂は靄の中へ。
阿寒富士はよく靄に包まれる気候なのですが、少し待てば晴れ、また少し経つと雲の中へというのを繰り返すのが特徴です。
靄や霧、雲に包まれてしまった時は、少し待ってみるのがオススメです(^^)
阿寒富士山頂(ゴール)
雌阿寒岳山頂から約1時間、阿寒富士の登り口から約30分で、阿寒富士の頂上に到着!
筆者が訪れた時にはちょうど濃い靄に包まれていて、なかなか眺望が得られず(;^_^A
少し待ってみたものの、なかなかすっきりと晴れそうになかったので、今回はサクッと撤退することに。
帰路は雌阿寒岳頂上から訪れた方であれば、このままオンネトーコースを下るのが一番スマートですが、駐車場の関係もあって筆者は再び雌阿寒岳頂上まで登って野中温泉コースで下山♪
8合目からまた雌阿寒岳頂上に登っての下山は意外といいトレーニングになるので、歩き足りないと感じる方も満足できるかもしれません(*´▽`*)
その時のコンディションやシチュエーションに合わせて、お好きなコースで下山してみて下さいね♪
おわりに
日本百名山・雌阿寒岳と合わせて登りたい「阿寒富士」のご紹介はいかがだったでしょうか?
雌阿寒岳頂上から約1時間と、気軽に目指せる山なのでぜひ行ってみてほしい山です!
両方の山を巡ると、より満足度の高い山行を楽しめるので、体力やお時間に余裕がある方はチャレンジしてみて下さいね♪
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